テーマからニュース報道をたどる
パブリッシャーの露出を確認し、トピックやエンティティを追いかけ、情報源によってストーリーの報じ方がどう違うかを比較します。どの結果にも、リクエストの条件を添えて記録しておきましょう。
公式ドキュメントに基づく · 確認日:2026年9月14日
適切な検索方法を選ぶ
まずは、答えを出したい問いをはっきりさせましょう。クエリモードでは、話題やフレーズで検索します。エンティティモードでは、特定のナレッジグラフ ID のフィードを開くため、同じ名前を持つ別の対象と区別しやすくなります。トピックモードには、カテゴリ、トークン、Google News のトピックのリンクを指定できます。ストーリーモードでは、ストーリーのトークンにひも付く報道を開きます。フィードの各モードでは、Scrapering の Google News API のドキュメントに記載されたリクエストと結果の形式を使っています。
Google News のチェックが答えるのは、「Google News の RSS 検索は、現在このドメインの記事を返すか」という具体的なリサーチの問いです。D2TR はドメインをもとに検索を実行し、フィード、記事数、最新の見出しをひとつの画面にまとめます。ウェブサイトのアドレスから始めて、元のソースを開けば、根拠をご自身で確かめられます。
これは、公開情報から見た露出を把握するのに役立つスナップショットです。承認を証明するものでも、インデックスに登録されたページの完全な一覧でもありません。Google によると、パブリッシャーが Google のニュース関連サービスで取り上げられるために、サイトを申請する必要はありません。また、ドメインを確認する際には site: 検索が推奨されています。詳しくは、ニュースコンテンツの検出に関する Google のガイダンスをご覧ください。
結果の読み方
見出しと情報源のリンクを開いてみましょう。この結果は、今回のリクエストにおける最近の露出の根拠になります。
- 掲載あり・掲載なし
- 返された RSS フィードに記事が含まれているかどうかです。リクエストの失敗は、該当なしで完了したチェックとは区別して表示されます。
- 記事数
- チェック時点でこのフィードに返された項目の数です。これまでの累計の掲載数、読者数、パブリッシャーの総記事数を表すものではありません。
- 最近の記事
- 見出し、情報源の名前、取得できた公開日です。記事を開いて、関連性と新しさを確認してください。
- RSS と Google News
- 結果の根拠への直接リンクです。予想外の件数を検証するときや、調べた結果を同僚と共有するときに役立ちます。
- フィードの記事とパブリッシャー
- 記事リストには、取得できた著者、画像、日付が含まれます。パブリッシャーごとの件数やバーは、今回返されたサンプルについてのもので、トラフィックの推定値ではありません。
- ストーリーと関連トピック
- フィードに対して明示的に返されたクラスターと候補です。クラスターを開くと、その報道を読み込めます。関連トピックを開けば、さらにリサーチを続けられます。
メモには、リクエストの条件もあわせて残しておきましょう。新しい記事が公開され、結果が変わるにつれて、後日のチェックでは異なるフィードが返されることがあります。ひとつの数値をパブリッシャーの恒久的な特性とみなさず、同じ条件で取得したスナップショット同士を比較してください。
トピックからストーリーへ
テーマを調べる
クエリ、エンティティ、トピックのいずれかを選び、国と、その国で利用できる言語を選択します。どのチェックでも、過去7日間について最大件数のフィードをリクエストします。エンティティ ID だけでは、Google News の版は決まりません。
- フィードを読む。見出しと情報源を比較します。返されたタイトルでは、クエリの語句がハイライトされます。
- ストーリーを詳しく見る。「ストーリー」タブで「ストーリーを分析」を選ぶと、そのクラスターの報道をリクエストできます。前のフィードには、再実行せずに戻れます。
- パブリッシャーを比較する。「パブリッシャー」タブを開くと、返された記事がどう分布しているかを確認できます。パブリッシャーを選ぶと、記事リストを絞り込めます。
- 根拠を保存する。記事リストは CSV で、フィード、クラスター、関連トピック、リクエスト設定は JSON でダウンロードできます。
フィードのチェックを作成すると、1日10回のリクエストのうち1回を使用します。回数は IP とブラウザの両方で確認されます。結果を読み取っても、新たなチェックは開始されません。エンティティのフィードには、ストーリーのクラスターを伴わない記事が含まれることがあります。「ストーリー」や「関連トピック」のタブが空の場合、それらのフィールドが返されなかったことを意味し、そのテーマの報道がないという意味ではありません。
パブリッシャーのリストを点検する
- まず1つのドメインで試す。ホスト名またはウェブサイトの URL を貼り付けて、「チェック」を実行します。ホスト名はツールが自動で正規化します。
- 根拠を確認する。最新の見出しを読み、RSS または Google News のリンクを開きます。情報源が、意図したパブリッシャーのものかどうかを確かめてください。
- リストに広げる。ドメインを1行に1つずつ、最大100件まで追加します。結果のフィルターを使えば、「掲載あり」「掲載なし」「エラー」を分けて確認できます。
- スナップショットを保存する。リストを CSV で出力し、チェックした日時を記録します。エラーの行は、露出がないと判断する前に原因を調べてください。
定期的な社内レポートには、上の API を使えば、同じ種類のデータを JSON で取得できます。ドメインごとに結果とエラーを分けて保存しておけば、あるパブリッシャーで一時的な失敗が起きても、レポートのほかの部分がゆがむことはありません。
活用シーン
ストーリーとトピックのリサーチ
エンティティのフィードを使えば、名前だけに頼らずに人物や組織を追えます。ストーリーのクラスターを調べると、見出しの切り口、公開時刻、返された報道に含まれる情報源を比較できます。著者名は記事のメタデータとして扱い、出来事の関係者の一覧とはみなさないでください。
パブリッシャーのリサーチ
競合分析の前に、複数のパブリッシャーをまとめて確認できます。最近の見出しからは、「あり・なし」だけのリストでは見落とす文脈が得られます。何について記事を出しているのか、返された記事がリサーチに関係するのかがわかります。
編集面・技術面のチェック
記事の公開後やサイトの変更後に、最近の記事がフィードに表示されるかを確認します。予想外の結果が出たら、編集チームや技術チームと調査を始めるきっかけにし、原因はサイト自身のデータで検証してください。
パートナー・アウトリーチ候補のリスト
一括チェックを使えば、既存のパブリッシャーリストに、公開情報に基づく露出のシグナルを加えられます。コンテンツや相性を人の目で確認する作業と組み合わせてください。フィードに該当があるだけでは、編集の質は保証されず、パートナーとしてふさわしいとも言えません。
次に調べること
Google は、ニュースの順位付けはアルゴリズムによるもので、その要素には関連性、新しさ、権威性、ユーザビリティ、地域、言語などがあると説明しています。記事数だけでは、これらの要素が個々の記事にどう影響したかは説明できません。その違いを理解するには、公式の Google News のランキングに関するガイドが出発点として適しています。
サイトの所有者であれば、Search Console の Google News のパフォーマンス レポートで、news.google.com と Google News アプリからのクリック数、インプレッション、クリック率を確認できます。Google Search の「ニュース」タブからのトラフィックは、検索パフォーマンス レポートで別に集計されます。
パブリッシャーの基本情報は、Google プロフィール チェッカーでもあわせて確認しましょう。こちらは別の問いに答えるツールで、そのパブリッシャーについて、どのような公開プロフィール、SNS アカウント、エンティティの詳細が見つかるかを調べます。